日本では、地震・豪雨などの自然現象によって多様な災害が発生します。東日本大震災では、地震直後に沿岸域を襲った津波によって多くの方が犠牲になり、広域にわたる大規模災害となりました。梅雨前線や台風などがもたらす豪雨によって、河川の氾濫・斜面崩壊・土石流などが発生し、都市とその周辺が被災しています。今後も、南海トラフ地震や地球温暖化による気象の極端化などが懸念されており、災害リスクが増大する恐れがあります。この講座では、災害リスクをどのようにとらえ、災害への備えや災害時の対応をどのように考えればよいのか、さらに災害を防ぐために個人と地域がどのように取り組めばよいのかについて、それぞれ基本的な事項について考えてゆきます。
この授業は、私たち、大阪市立大学の教授陣が、考古・古代から現代にいたる都市・大阪の歴史について講義するものです。各時代の特徴的な史資料―文字史料やモノ資料―を手がかりにして、大阪の都市空間や、そこで展開された住民生活とその変遷を、最新の研究成果や方法を用いて解明し、わかりやすく解説します。この授業では、都市大阪という素材を取り上げます。現在の上町台地周辺は、古代に難波宮という宮殿や都が置かれ、その後も流通上、国際交流上、重要な位置を占め、都市的な性格を持ちつづけ、15世紀末に「大坂」と呼ばれるようになり、秀吉はここに城下町を建設したのです。大阪は、日本の都市の歴史を特徴的に示す古代の都城と、近世の城下町の両方が置かれた都市であり、その間をつなぐ中世の都市ネットワークの存在も、重要です。文書・絵図など、都市の本当の姿を復元するために欠かせない一次史料や、ビジュアルな素材も意識的に活用し、大阪の歴史像を具体的に明らかにします。さらに、この授業では、大阪歴史博物館を含めた大阪博物館協会とも連携し、何人かのゲストスピーカーにもご登場いただきます。さらに、この授業には英語の字幕を付けました。日本の都市史研究に興味を抱いている海外の皆さん、日本の大学で日本史や都市史を学ぼうと考えている海外の大学生や院生の皆さんにも見ていただきたいと考えています。私たちと一緒に、都市大阪の歴史をたどり、日本の都市史研究の最前線を学ぶ旅に出ましょう。